朝は何かと忙しく、つい食事を抜いてしまう人も少なくないはず。そんなとき、手軽に食べられて、栄養を補給できる食品があると便利ですよね。
今回は、忙しい現代人におすすめの食品、ほしいものメリットについて紹介します。朝ごはんにほしいもを食べると、どんな良いことがあるのか、置き換えのポイントもあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね◎
朝ごはんにほしいもを食べるメリット

早速、朝ごはんにほしいもを食べるメリットについて詳しく見ていきましょう。
手軽にエネルギーをチャージできる
ほしいもは忙しい朝でも手軽に食べることができ、100gあたり277kcalのエネルギーを摂取できます。また、体の重要なエネルギー源となる糖質も多く含まれており、朝ごはんに食べることで、午前中の活動パフォーマンス向上に繋がります。
さらに、ほしいもには食物繊維、ビタミン、ミネラルなどの栄養素がバランスよく含まれており、健康を意識する人にもおすすめの食品です。
お通じが良くなる
ほしいもは食物繊維が豊富で、100gあたり8.2gも含まれています。食物繊維は、腸内環境を整える効果があり、朝に摂取することで1日の腸の動きを促進し、便秘解消にも役立ちます。
また、食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類あり、ほしいもはこの両方をバランスよく含んでいます。朝のお通じが悪い人や、慢性的な便秘に悩んでいる人は、朝ごはんにほしいもを取り入れることで改善が期待できるでしょう。
血糖値の急上昇を抑える
ほしいもは低GI食品であるため、血糖値の急激な上昇を抑えます。GI値(グリセミックインデックス)とは、食品摂取後の血糖値の上昇度合いを示す指標のことで、GI値が70以上の食品を高GI食品、56~69の間の食品を中GI食品、55以下の食品を低GI食品と定義されています。
ほしいもは低GIに分類される食品なので、エネルギーが枯渇している朝に食べても血糖値を急上昇させないのが特徴です。
満腹感が持続する
食物繊維が豊富なほしいもは、しっかりとした歯ごたえがあり、満腹感を長時間持続させる効果があります。これにより、午前中の間食を避け、過食を防ぐことができます。
また、ほしいもの味や食感はさつまいもの品種によって異なり、あらかじめいくつか用意しておくと、毎日飽きずに美味しく食べることができます。
日本有数のさつまいもの産地、茨城県に拠点を置くJA常陸では、県内で採れたさつまいもを使用したほしいもを数多く取り扱っています。自宅にいながら、美味しいほしいもを手軽に購入したい人は、ぜひJA常陸公式ホームページをチェックしてくださいね◎
効果的なほしいもの置き換え方

ここからは、効果的なほしいもの置き換え方を紹介します。
主食と置き換える
ほしいもを朝ごはんに取り入れるなら、主食との置き換えがおすすめです。ほしいもには100gあたり66.5gの糖質が含まれており、ご飯やパンなどの炭水化物の代わりとして最適です。
しかし、ほしいもだけでは必要な栄養素が不足してしまうため、脂質やたんぱく質を含む食品も一緒に食べましょう。ナッツやヨーグルト、焼き魚は、ほしいもに足りない栄養素を補い、バランスの良い食事となるため、食べ合わせとしておすすめです。
適量を守る
ほしいもの1日あたりの適量は特に決められていませんが、主食と置き換える場合は1日100〜150g程度を目安にすると良いでしょう。小さいサイズなら4〜5枚、大きいサイズなら2〜3枚程度が目安です。
ほしいもは栄養価が高く、低GI食品で血糖値の急上昇を抑える効果がありますが、カロリーや糖質は高めです。そのため、朝からあまりたくさん食べ過ぎると、カロリーの過剰摂取となってしまう可能性があります。あくまでも適量を守り、他の食品とのバランスも意識して食べましょう。
ダイエット中は夕飯に取り入れる
ダイエット効果をより高めたい人は、ほしいもを夕飯に取り入れるのがおすすめです。活動量の少ない夜の主食をほしいもに置き換えることで摂取カロリーが抑えられれば、効率よいダイエットを目指せます。
また、夜に食物繊維を摂取することで翌朝の排便を促し、お通じも良くなることでしょう。便秘によるぽっこりお腹を解消し、すっきりとしたウエストラインを手に入れたい人は、夕飯にほしいもを取り入れてみましょう。
朝ごはんをほしいもに置き換えるときのよくある疑問
ここからは、朝ごはんをほしいもに置き換えるときのよくある疑問を、Q&A形式で紹介します。
朝食にほしいもを食べたらいいですか?
朝ごはんにほしいもを食べることで、1日のはじまりに必要なエネルギーを手軽にチャージでき、午前中の活動をサポートします。
また、ほしいもには食物繊維が豊富に含まれているため、お通じの改善や血糖値の急上昇を抑える効果も期待できます。
ほしいもはご飯の代わりになりますか?
ほしいもをご飯の代わりとして完全に置き換えることはおすすめできませんが、適切に摂取すれば主食の一部として取り入れるのに最適な食品といえます。
特に、ダイエットを意識してほしいもを取り入れるなら、夕飯の主食との置き換えがおすすめです。全ての食事の主食をほしいもに置き換えるのは継続が難しく、栄養バランスも崩れてしまう恐れがあるため、置き換えは1日1食とし、他の食品もバランスよく食べましょう。
ほしいもはいつ食べるのがいい?
ほしいもは栄養価が高く、健康的なおやつとして人気がありますが、運動の前後に食べるのもおすすめです。
運動前後に食べることで効率よくエネルギー補給できます。特に運動後あまり時間を置かずに食べることで、筋肉の収縮に必要な糖質(筋グリコーゲン)を回復させ、筋肉の分解を防げます。
もちろん朝ごはんに活用するのもおすすめですよ。
ほしいもは太りにくいですか?
ほしいもは一見カロリーや糖質が高いように見えますが、適切に摂取すれば太りにくい食品といえます。
その理由として、ほしいものGI値は低めで、血糖値の急激な上昇を抑えます。これにより、脂肪の蓄積を防ぐ効果が期待できます。
ほしいもの痩せる食べ方は?
ほしいもをダイエットに役立てたい場合は、以下の食べ方がおすすめです。
- 主食と置き換える
- おやつ代わりに食べる
ただし、食べ方に工夫を凝らしても食べ過ぎてしまったら元も子もありません。100g程度を目安に、食べ過ぎないように注意しましょう。
まとめ
今回は、朝ごはんにほしいもを食べるメリットについて紹介しました。
ほしいもは、美味しくて手軽に食べられるだけでなく、体に必要な栄養素をバランスよく含んでいます。朝ごはんに取り入れることで、午前中の活動をサポートし、お通じ改善などの効果も期待できます。
ただし、カロリーと糖質は高めなので、食べ過ぎに注意し、適量を守って摂取しましょう。また、ほしいもだけ食べるのではなく、たんぱく質を中心に他の食品もバランスよく食べることが大切です◎