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ほしいもの白い粉の正体とは?安全性やカビとの見分け方を解説!

ほしいもの白い粉の正体とは?安全性やカビとの見分け方を解説!

ほしいもは昔ながらのおやつとして人気ですが、しばらく置いておくと白い粉のようなものがつくことがありますよね。はじめはなかった白い粉が突然つくと、驚いてほしいもを捨ててしまったという人も少なくないはずです。
そこで今回は、ほしいもの白い粉の正体について解説します。食べても大丈夫なのか、またカビとの見分け方もあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね◎

ほしいもの白い粉の正体は「白粉」

ほしいもの白い粉の正体は「白粉(しろこ)」と呼ばれる、主に麦芽糖(マルトース)が結晶化したものです。

白粉は、さつまいもに含まれるデンプンが加熱や保存中に分解されて生成される糖分であり、ほしいもの表面で結晶化することで白い粉として現れます。
つまり、ほしいもの白い粉はカビではなく、ほしいもの甘さを示すもので、食べても問題ありません。

白粉とカビの見分け方

白粉とカビには色や質感に違いがあり、きちんと見分けることで、ほしいもをより安心して食べることができます。

白粉とカビの違いを、以下の表にまとめました。

       
特徴 白粉 カビ
白い粉が全体的に薄く広がる 濁った白、青色、緑色、ピンク、赤茶色の斑点がある
質感 サラサラとした粉状 胞子状に盛り上がり、ふわふわとした綿のような質感
におい 特に異臭はしない カビ臭い、発酵したアルコール臭がする
甘い 甘くない、酸っぱい、パサパサしている

これらの特徴から、白粉とカビを見分けることができます。白粉は、ほしいもの甘みの証ですが、カビは食べると食中毒になるおそれがあり危険です。

ほしいもに白い粉のようなものがついたときは、まずはカビでないかどうか、しっかりと確認しましょう。

ほしいもにカビが生えてしまったときの対処法

ここからは、ほしいもにカビが生えてしまったときの対処法を紹介します。

カビの種類と範囲を確認する

ほしいもは保存料等を使用していないため、カビが発生するおそれがあります。まずは、カビの種類と範囲を確認しましょう。

カビの部分を取り除いても、異臭がしたり変色している場合は食べるのを控えましょう。黒カビの場合は、毒性が強いため全体を廃棄する必要があります。
また、ほしいもの表面だけでなく、内部までカビが進行していないか必ず確認しましょう。カビが内部まで進行している場合は危険性が高いため、食べるのは避けてください。

危険なものは破棄する

カビを正確に見分けるのは難しいため、不安な場合は迷わず破棄することをおすすめします。

特に、ほしいもの表面に生えたカビが緑色や黒色、青色の場合は、カビの胞子が内部まで広がっている可能性が高く、アフラトキシンなどの有害な毒素を生成することがあります。

このようなカビは、取り除いても目に見えない胞子が残っている可能性があり、食べると非常に危険です。健康被害を避けるためにも、危険なものや区別ができないものは速やかに破棄しましょう。

カビを誤って食べてしまった場合

カビを誤って食べてしまった場合、まずは落ち着いて冷静に行動しましょう。カビを食べてしまったときの対処法を以下にまとめます。

  1. 口の中に残っている食品を吐き出し、水やお茶で口をよくすすぎます。
  2. 水を多めに飲んで、カビが胃腸に留まる時間を短くします。
  3. 食べた食品の種類、量、時間などの情報を記録しておきます。
  4. 吐き気、嘔吐、下痢、腹痛などの消化器系の症状が現れないか注意深く観察します。
  5. アレルギー反応の兆候(発疹、かゆみ、呼吸困難など)にも注意を払います。

これらの行動をとり、症状が24時間以上続く場合や、症状が悪化した場合は速やかに医療機関を受診しましょう。特に、免疫力が低下している人や高齢者、小さな子どもの場合、重篤な症状を引き起こすおそれがあるため、必ず医療機関を受診してください。

ほしいものカビを予防する保存テクニック

ここからは、ほしいものカビを予防する保存テクニックを紹介します。ほしいものカビを予防する主なポイントは以下の3つです。

  • 乾燥を保つこと
  • 湿気を避けること
  • 適切な温度で保管すること

これらのポイントを踏まえたうえで、冷蔵、冷凍それぞれの保存方法を詳しく見てみましょう。

冷蔵保存

冷蔵保存は、ほしいもの最も一般的な保存方法で、数日のうちに食べ切れる量なら、この方法がおすすめです。

ほしいもを冷蔵保存する際のポイントは以下の通りです。

  • ほしいもを1つずつラップで包む
  • 密閉容器や袋に入れて空気を抜く
  • 冷蔵庫の温度は4℃以下に設定する

冷蔵庫の中は温度が低く乾燥しているため湿気が抑えられ、カビの発生を防ぐことができますよ。

冷凍保存

ほしいもがたくさんあるときは、冷凍保存がおすすめです。冷凍することで長期保存が可能となり、カビの発生も防ぐことができます。

ほしいもを冷凍保存する際のポイントは以下の通りです。

  • 小分けにして1回分ずつ保存する
  • 1枚ずつラップやアルミホイルで包む
  • 密閉容器やジップロック袋に入れ、空気を抜く
  • 冷凍庫内の温度変動を避けるため、頻繁な開け閉めは控える
  • 日付を記入して保存期間を管理する

この方法で、約6ヶ月ほどほしいもを保存することができます。しかし、これ以上長く冷凍したままにしていると、味や食感が落ち、美味しく食べられない可能性があります。

解凍する際はゆっくりと自然解凍するのが美味しく食べるポイントです。

まとめ

今回は、ほしいもの白い粉の正体について解説しました。
ほしいもの白い粉は「白粉(しろこ)」と呼ばれ、麦芽糖(マルトース)が結晶化したものです。白粉とカビは、色や質感、におい、味に違いがあります。ほしいもに白い粉のようなものがついたときは、これらの特徴を確認し、カビでないか見分けることが大切です。ただし、カビと白い粉を見分けるのは熟練の生産者でも難しい場合がありますので、区別がつかない場合は食べるのを控えましょう。

また、ほしいものカビは、保存方法を工夫することで予防できます。この記事で紹介した保存のポイントを参考に、ほしいもを美味しく安全に楽しみましょう◎

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