ほしいもといえば、素朴な甘みとねっとりとした食感が特徴の昔ながらのおやつですよね。そんなほしいもを日本一多く生産しているのが、茨城県です。茨城県では、様々なさつまいもを使用し、個性豊かな味わいが楽しめるほしいもを生産しています。
今回は、そんな茨城県で生産されているほしいもの種類について紹介します。種類ごとの味や食感の違い、おすすめの購入方法もあわせて紹介するので、ぜひ最後までチェックしてくださいね◎
茨城県は日本一のほしいも産地
茨城県はほしいもの生産量が日本一で、全国シェアの9割以上を占めています。茨城県は日本有数のさつまいも産地としても知られ、肥沃な土壌と生産者たちの確かな技術によって、甘くて栄養たっぷりなさつまいもが栽培されています。
また、茨城県はほしいも作りに適した自然環境が整っており、冬季の長い晴天と乾燥した寒風が天日干しに最適です。このような恵まれた自然環境を生かし、紅はるかや玉豊など、県内で採れた良質なさつまいもを使用した茨城県産ほしいもは、特産品として人気を集めています。
茨城県産ほしいもの種類

ここからは、茨城県産ほしいもの種類と、それぞれの特徴について詳しく紹介します。
紅はるか
紅はるかは、ほしいもだけでなく、焼き芋にしても美味しく、様々な調理法に適しています。その優れた味わいから人気が高まり、年々収穫量が増えている品種です。
そんな紅はるかを使用したほしいもの特徴は以下の通りです。
- スイートポテトのような濃厚な甘さがある。
- しっとりとした食感で、口の中でほろりと溶けるような舌触り。
- 鮮やかな黄金色で、見た目も美しい。
紅はるかを使用したほしいもは甘みが強く、スイーツ感覚で食べられるのが魅力です。舌触りはとてもなめらかで、口の中で溶けていくような新食感を楽しめます。そのまま食べるのはもちろん、アイスクリームやはちみつなどをトッピングするのもおすすめです。
玉豊(たまゆたか)
玉豊は、ほしいもの代表的な品種で、40年以上にわたり生産され続けています。ここ数年は紅はるかが主流となり、あまり店頭に並ばなくなってきました。
そんな玉豊を使用したほしいもの特徴は以下の通りです。
- 素朴で落ち着いた甘さが特徴で、噛むほどに味わいが深まる。
- しっとりとねっとりした食感があり、やわらかくて粘りがある。
- くせがなく、誰にでも好まれる素直な味わい。
- 色はやや暗めで黒みがかった黄色。
玉豊を使用したほしいもは昔ながらの懐かしい味わいが魅力で、小さな子どもからお年寄りまで、幅広い層に人気があります。素朴ながらも後を引く旨みがあり、ついつい食べ続けてしまう美味しさです。
シルクスイート
シルクシートは、近年の焼き芋ブームで人気が急上昇している品種です。名前の通り、シルクのような独特の食感が魅力で、ほしいもにしても非常に美味しく食べられます。
そんなシルクスイートを使用したほしいもの特徴は以下の通りです。
- なめらかでとろけるような舌触り。
- 控えめながら、上品でクセのない甘さ。
- 濃く鮮やかな黄色。
シルクスイートを使用したほしいもは舌触りがなめらかで、とろけるような食感を楽しめます。甘みは他の種類に比べると控えめですが、さっぱりとした味わいで誰にでも好まれる美味しさです。
いずみ
いずみは、収穫量が少ない非常に希少な品種です。栽培が難しいだけでなく、加工にも手間がかかるため、いずみのほしいもを扱っている販売元は限られています。
そんないずみを使用したほしいもの特徴は以下の通りです。
- コクのある強い甘みを感じられる。
- 粘り気が強く、もっちりとした食感。
- 深みのある美しい飴色。
いずみを使用したほしいもは独特のコクがあり、さつまいも本来の力強い風味を感じられます。糖度も高く、噛み締めるほどに濃厚な甘みが溢れ出します。見た目は美しい飴色で、その優れた特徴と希少性の高さから贈答品としても人気があります。
ほしこがね
ほしこがねは、ほしいも専用に開発された品種です。たくさん量が収穫できるため、ほしいも生産のコスト削減の点からも注目されています。
そんなほしこがねを使用したほしいもの特徴は以下の通りです。
- 強すぎない控えめな甘さで、後味もすっきり。
- 繊維が少なく、食べやすい食感。
- 色合いが良く、美しい黄色が映える。
ほしこがねを使用したほしいもはしつこくない上品な甘さが特徴です。他の品種と比べて強すぎない控えめな甘さで、さつまいも本来の風味を楽しめます。色や形も良く、ほしいもにすると果肉が鮮やかな黄色になります。
ほしキラリ
ほしキラリは、ほしこがねと同様に、ほしいも専用に開発された新しい品種です。収量が多く、加工向きな特性を持つことから、今後さらなる普及が期待されています。
そんなほしキラリを使用したほしいもの特徴は以下の通りです。
- 充分な甘みを持ちながらも、上品な風味を感じる。
- 繊維が少なく、柔らかな食感。
- 明るく鮮やかな黄金色。
ほしキラリを使用したほしいもは美しい黄色が特徴的です。中の色が明るく、淡黄色の外観が良好で、見た目が非常に魅力的です。味わいは甘みを強く感じつつも、後味がすっきりとしており、上品な風味が口いっぱいに広がります。
茨城県のほしいもをいち早く購入する方法
日本一のほしいも産地である茨城県のほしいもを購入するなら、JA常陸公式ホームページからのお取り寄せがおすすめです。
茨城県の中でも、特にほしいもの生産が盛んな、ひたちなか市や東海村などを管轄するJA常陸では、紅はるかをはじめとする種類豊富なほしいもを取り扱っています。ほしいもの旬は限られているため、食べ頃の時期を逃さずゲットしたい人は、ぜひJA常陸公式ホームページをチェックしてくださいね◎
茨城県のほしいもに関するよくある疑問
最後に、茨城県のほしいもに関するよくある疑問をQ&A形式で紹介します。
ほしいもはなぜ茨城県が人気なの?
茨城県はほしいもの生産量で全国シェア約9割を占める日本一の産地です。茨城県の太平洋沿岸地域は、ほしいも作りに適した気候条件を備えており、冬季の長い晴天や潮風が、ほしいもの乾燥工程に最適な環境となっています。
茨城県でほしいもが旬の時期はいつ?
茨城県でのほしいもの旬の時期は主に11月から3月中旬頃です。ほしいもの加工は通常12月頃から始まり、その年に収穫されたさつまいもを使用したほしいもが発売されるのは、12月が目安となります。
ほしいもの名産地は茨城県のどこ?
ほしいもの名産地として特に有名なのは、茨城県のひたちなか市、東海村、那珂市です。ひたちなか市が7,800tと最も多く、続いて東海村が1,344t、那珂市が702tとなっています。これら3地域を中心に、茨城県は全国のほしいも生産量の約9割を占めています。
まとめ
今回は、茨城県のほしいもの種類について紹介しました。
茨城県は日本一のほしいも産地として知られ、県内で採れた良質なさつまいもを使用したほしいもを数多く生産しています。
中でも主力となっている種類は紅はるかで、茨城県産ほしいもの大部分を占めています。他にも、人気品種の玉豊やシルクシート、希少品種のいずみなど、種類豊富なほしいもを楽しめるのも、茨城県が名産地といわれる理由の一つです。
茨城県の美味しいほしいもを逃さずゲットしたい人は、JA常陸公式ホームページからの購入がおすすめです。気になる人はぜひチェックしてくださいね◎