ほしいもには、体に必要な栄養素がバランスよく含まれており、近頃ではスーパーフードとして注目されています。
今回は、そんなほしいもの栄養価や効果的な食べ方について紹介します。食事を通して健康を手に入れたい人やダイエットを成功させたい人は、ぜひ参考にしてくださいね◎
ほしいもの栄養価
まずは、ほしいもの栄養価を見てみましょう。ほしいも100gあたりに含まれる主な栄養素とその含有量は、以下の通りです。
栄養素 | 含有量 |
---|---|
エネルギー | 277kcal |
たんぱく質 | 3.1g |
脂質 | 0.6g |
糖質 | 66.5g |
食物繊維 | 8.2g |
ビタミンB1 | 0.19mg |
ビタミンC | 10mg |
ビタミンE | 1.3mg |
カリウム | 980mg |
カルシウム | 53mg |
マグネシウム | 22mg |
鉄 | 0.8mg |
ほしいものカロリーや栄養素は、原材料であるさつまいもの品種によって多少異なりますが、おおむね上記の通りとなります。
ほしいもには、エネルギーの源となる炭水化物をはじめ、ビタミンやミネラルなどの栄養素がバランスよく含まれています。適切に摂取すれば、1日の食事の栄養バランスを整え、健康やダイエットに嬉しい効果が期待できるでしょう。
ほしいもの健康効果
ここからは、ほしいもを食べることで期待できる健康効果について詳しく紹介します。
便秘解消
ほしいもには、100gあたり8.2gの食物繊維が含まれています。この量は生のさつまいもの4倍近い量であり、1日あたりの食物繊維の摂取目標量の約20〜45%に相当します。食物繊維は整腸作用があり、便秘解消に役立ちます。
美肌効果
ほしいもには、美肌づくりに欠かせないビタミンCが含まれています。毎日の食事に取り入れることで、コラーゲンの生成を促し、肌の健康を内側からサポートします。また、ビタミンEの含有量も多く、抗酸化作用により細胞の老化を防ぎ、肌の若々しさを保つ効果が期待できます。
貧血予防
ほしいもには100gあたり2.1mgの鉄が含まれています。鉄は、赤血球の主成分で体内の酸素運搬に重要な役割を果たす「ヘモグロビン」の生成に不可欠な栄養素。不足すると鉄欠乏性貧血を引き起こします。不足しがちな鉄の補給には、ほしいもの摂取も効果的であるといえますね。
血圧管理
ほしいもには豊富なカリウムが含まれています。100gあたり980mgのカリウムが含まれており、これは1日の摂取目標量の約33〜38%に相当します。カリウムには体内の余分なナトリウムを排出する働きがあり、血圧を下げる効果があります。また、血管を拡張させ、血流を改善する作用もあるため、血圧管理に効果的といえます。
ダイエット効果
ほしいもはGI値が比較的低めの食べ物です。GI値が低めの食べ物は、血糖値の急激な上昇とインスリンの過剰分泌を防ぎ、脂肪の蓄積を抑制する効果が期待できます。また、ほしいもは100gあたりわずか0.6gしか脂質を含んでおらず、低脂質でヘルシーな食品といえます。ダイエット中の食事に取り入れれば、効率よくスリムアップを目指すことができるでしょう。
ほしいもの効果を高める食べ方

ここからは、ほしいもの効果を高める食べ方を紹介します。
適量を守る
一日に摂取するほしいもの摂取目安量などは、特に定められていません。カロリーや糖質がやや高めであることを考えると、食べ過ぎには注意した方が良いかもしれません。一般的な間食の適量は200kcal程度とされているため、間食として食べるのであれば約70gが適量となります。
おおむね一日100g以内を目安に食べれば、ほしいもを健康的に食べることが可能であるといえるでしょう。
タイミングを選ぶ
ほしいもを間食として摂る場合は、活動量が多く摂取した糖質がエネルギーとして消費されやすい日中に食べると良いでしょう。また、朝ごはんにほしいもを食べるのもおすすめです。ほしいもは手軽に食べられて栄養価が高く、活動に必要なエネルギーを効率よく摂取することができます。
なお、ダイエットを意識する場合は、主食と置き換えたり、間食として利用したりするのがおすすめです。
よく噛んで食べる
ほしいもに含まれる食物繊維は消化に時間がかかるため、あまり噛まずに飲み込むと胃に負担をかけてしまう可能性があります。よく噛んで食べることで消化を促し、胃に負担をかけることなく、ほしいもの栄養素を効率よく摂取することができるでしょう。
また、十分な水分摂取を意識すれば食物繊維が腸内で膨張し、便のかさを増やします。これにより、便秘解消や腸内環境の改善が期待できます。
他の食品と組み合わせる
ほしいもは、栄養価の高い食品ですが、それだけでは足りない栄養素もあります。より健康効果を高めるなら、他の食品と組み合わせて、栄養バランスを意識することが大切です。
例えば、ほしいもの豊富な食物繊維は腸内の善玉菌の栄養源となります。善玉菌として知られる乳酸菌を含むヨーグルトや発酵食品などと組み合わせることで、腸内環境の改善に効果を発揮します。
1日のうち、ほしいもを含めより多くの食品を摂取することを意識すれば、栄養バランスが整うとともに、ほしいもの効果を最大限に引き出すことができますよ。
高品質なほしいもを手軽に購入する方法
健康のためにほしいもを食事に取り入れるとしても、どうせなら美味しくて高品質なものを選びたいですよね。
そんな人には、JA常陸公式ホームページからの購入がおすすめです。茨城県は日本有数のさつまいも産地として知られ、紅はるかやシルクスイートなど、数多くの品種を栽培しています。そんな茨城県に拠点を置くJA常陸では、県内で採れた良質なさつまいもを使用したほしいもを取り扱っています。
品種ごとの味や食感の違いも楽しめて、毎日飽きずに美味しくほしいもを取り入れることができますよ◎気になる人は、ぜひJA常陸の公式ホームページをチェックしてくださいね!
まとめ
今回は、ほしいもの栄養について紹介しました。
ほしいもには、食物繊維やビタミン、ミネラルなどの豊富な栄養素が含まれており、様々な健康効果が期待できます。日中の食事や運動前後の間食として取り入れれば、効率よくエネルギーを補給しながら、体に嬉しい栄養素も摂取することができます。
栄養豊富なほしいもを上手に取り入れて、体の内側から健康を目指しましょう◎